インフラ保守の基本から費用相場、コストが増える理由までをわかりやすく解説します。さらに、安定運用を維持しながら無駄なコストを抑えるための具体的な方法についても紹介するため、導入を検討する際の参考にしてください。
インフラ保守とは、サーバーやネットワークなどのITインフラを長期的に安定稼働させるための業務です。障害発生時には原因を詳細に分析して復旧を行うとともに、再発防止策を講じます。
性能や可用性、セキュリティ向上のための改善提案・実施を通じて、システム全体の品質を継続的に高めるのもインフラ保守の役割です。
インフラ保守の費用相場は、システム開発費の5〜15%程度を年間保守費用として見込むのが目安です。
例えば、システム開発費が500万円の場合、年間の保守費用は30万〜80万円程度となります。勤怠管理システムやWebシステム、ECアプリなど、システムの種類や規模、構成の複雑さによって金額は大きく変動します。
なお、システムが安定稼働している場合でも保守費用を削りすぎるのは注意が必要です。安定運用は継続的な保守の成果であり、過度なコスト削減は障害やセキュリティリスクを高める要因となります。
インフラの運用・保守コストが増える主な理由として、システムの規模・複雑さ・サポート内容が挙げられます。
機能や利用範囲が広いシステムほど障害対応や管理工数が増え、費用も高くなりやすいです。他システムとの連携や高度なカスタマイズがあると、トラブル対応に専門的な知識が必要になるのも運用・保守コストが増える要因になります。
また、24時間365日対応など手厚いサポート体制を求めるほど、人員確保や運用負担が増し、コスト上昇にもつながるでしょう。
インフラの運用・保守コストを抑える方法として考えられるのは以下のとおりです。
これらの取り組みを組み合わせることで、インフラ管理の負担そのものを減らし、長期的なコスト削減につながるでしょう。
インフラの運用・保守コストを抑える方法のひとつが、ITシステムの監視・保守・障害対応を専門事業者に委託できるMSPサービスの活用です。自社の運用体制に合ったMSPサービスを利用することで、人材確保や運用負担を軽減しながらコスト削減につなげられます。
当メディアでは、IT運用体制から選べるおすすめのMSPサービスを紹介しています。インフラ保守のコスト削減を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
運用体制から選べるMSPサービスを紹介する当メディア『とまRun365』では、インフラ保守・運用の内容などの基礎知識を紹介しています。併せてチェックし、スムーズな保守・運用の参考にしてください。
Q インフラ保守は、月額料金が安いサービスを選べばよいですか?
A
料金だけで選ぶと、障害一次対応や夜間・休日対応が含まれていない場合があります。
監視対象、対応時間、一次対応の範囲、月間対応件数などをそろえて比較することが重要です。 監視対象と対応時間に加え、障害時の作業、現地対応、報告内容までを実際の運用条件として分けて評価すると、料金差と対応範囲の差を分けて比較しやすくなります。 インフラ保守・費用では、対象範囲と監視対象の条件差も判断根拠になるため、同じ前提で比較できるよう分けて考えることが大切です。
Q サーバー台数が増えると、保守費用も必ず台数分増えますか?
A
料金体系はサービスによって異なります。
1台ごとの課金だけでなく、監視対象台数を問わない定額制や、アラート対応件数を基準とする料金体系もあるため、自社の台数とアラート量に合う方式を確認しましょう。 監視対象、現地対応、対応時間の優先度は案件ごとに変わるため、障害時の作業と報告内容も合わせて見ると、料金差と対応範囲の差を分けて比較しやすくなります。 インフラ保守・費用については、監視対象だけでなく現地対応が変わる場面も想定すると、同じ基準で判断しやすくなります。
Q インフラ保守の見積もりで、追加料金になりやすい項目はありますか?
A
夜間・休日の対応、オンサイト作業、障害対応件数の超過、個別の運用作業などが別料金になる場合があります。
月額料金だけでなく、通常運用で発生しそうな追加作業まで含めて確認しておくと安心です。 比較の前提として対応時間・監視対象・障害時の作業・現地対応・報告内容を切り分けて整理すると、料金差と対応範囲の差を分けて比較しやすくなります。 インフラ保守・費用の条件を比較するときは、監視対象と障害時の作業を分けて見ることで、結果の差がどこから生じたか把握しやすくなります。
Q 内製と外注の費用を比較するときは、何を含めればよいですか?
A
外注費だけでなく、社内担当者の人件費、夜間・休日の待機負担、採用・教育費、障害対応に割かれる工数も含めて比較すると実態に近くなります。
コストだけでなく、コア業務へ戻せる時間も判断材料になります。
月額料金だけでは内製側に残る人件費や障害対応の負担を比べにくいため、同じ業務範囲にそろえることが前提です。日常運用、夜間対応、障害復旧、保守窓口などを内製・外注それぞれで分け、年間コストと担当工数を同じ表にすると判断しやすくなります。
※1 金融機関などで求められる、厳格なセキュリティ基準のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/02/newsrelease240220_1.html)
※2 クラウドサービス向けの国際的なセキュリティ認証のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.tsi.toppan.com/service/reason/center/index.html)