情シス業務はアウトソーシングすることで、IT人材を採用するよりも低コストで専門的な人材を確保できる可能性があります。本記事では、情シス業務をアウトソーシングすべき理由や、メリット・デメリットについて解説します。
情シス業務をアウトソーシングすべき3つの理由について解説します。
情シス業務をアウトソーシングすべき理由として、IT人材の安定的な確保につながることが挙げられます。 IT人材の採用は難易度が高く、賃金高の影響もあってコストは増加傾向です。
アウトソーシングを活用することで、自社で雇用・育成を行わずとも、専門性の高い人材を継続的に確保できるでしょう。
情シス業務のアウトソーシングによって、情シス担当者の過度な負担軽減につなげることができます。情シス業務によくある課題は、業務の幅広さから少人数体制では属人化や長時間労働を招きやすい点です。
外部に業務を委託することで、担当者の負荷を分散し、安定した運用体制を構築できるでしょう。
情シス業務をアウトソーシングするべき理由として、採用や教育コストを抑えながら専門知識を補えることが挙げられます。新規採用や教育には多くのコストがかかりますが、アウトソーシングなら即戦力の知見を必要な範囲で活用することが可能です。
自社に不足している専門領域を効率的に補完できるため、低コストで業務効率を改善できるでしょう。
情シス業務をアウトソーシングするメリットは、業務の効率化と安定運用を実現しつつ、コストやリスクを適正化できる点です。24時間365日の監視・サポート体制により、トラブル時も迅速な対応が可能となり、事業停止リスクを低減できます。また、人材採用や設備投資が不要となるため、コスト削減につながり、属人化した業務も排除できるでしょう。
さらに、定型業務を外部に任せることで、社内は経営やDX推進などのコア業務に集中でき、専門性の高いサービスを活用しながら企業成長を加速させることも可能です。
情シス業務をアウトソーシングするデメリットは、外部業者とのコミュニケーションコストの増加や機密情報へのアクセス許可による情報漏えいのリスクが高まる点です。チャットや文書中心のやり取りでは、業務内容や品質基準に認識のズレが生じやすく、対応の遅れにつながる可能性があります。契約範囲外の作業や緊急対応には追加費用が発生し、想定以上にコストが増大するケースも考えられるでしょう。
また、業務を外部業者に任せきりにすると社内にノウハウが蓄積されず、将来的に自社運用へ切り替える際のリスクにつながる点もデメリットとして挙げられます。
アウトソーシングできる業務とできない業務の判断ポイント
情シス業務をアウトソーシングできるかどうかを判断するときのポイントをご紹介します。
手順書どおりに対応でき、再現性が高い業務(PCキッティング、IT資産管理など)は外注向きといえるでしょう。
トラブルが起きても事業全体や経営判断に直結しない業務は、アウトソーシングしやすいです。
対応時間や件数、一次解決率など、品質を客観的に測れる業務は外部委託と相性が良いでしょう。
IT戦略立案や要件定義など、企業の方向性を左右する業務は社内に残すべきです。
業務改善や部門連携のように、社内の文脈や信頼関係が重要な業務は内製が望ましいといえます。
情シス業務をアウトソーシングするときには「標準化できるか」「経営・現場との距離が近いか」を軸に判断することが重要です。IT運用の状況はもちろん、社内での判断や経営戦略に関わるような箇所は自社で対応するようにしましょう。
情シス業務のアウトソーシング先として、ITシステムの運用・監視・保守を専門事業者に委託できるMSPサービスの活用がおすすめです。特に負担の大きい夜間・休日の監視や一次対応を任せられるため、情シス担当者が本来の業務に集中しやすくなります。
当メディアでは、IT運用体制から選べるおすすめのMSPサービスを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
運用体制から選べるMSPサービスを紹介する当メディア『とまRun365』では、ITアウトソーシング(代行)するメリットやMSPサービスとの関係といった基礎知識をまとめています。併せてチェックしてください。
Q 情シス代行では、PCの問い合わせ対応以外も任せられますか?
A
サービスによっては、PC設定やヘルプデスクだけでなく、アカウント管理、サーバー・ネットワーク運用、ベンダー調整、セキュリティ対応なども委託できます。
自社で負担になっている業務を洗い出して相談するとよいでしょう。 アカウント管理、ベンダー窓口、セキュリティは相互に影響するため、問い合わせ範囲と端末管理まで含めて条件差を整理すると、情シス業務のうち外部へ任せる範囲と自社に残す範囲を整理しやすくなります。
Q 社内にIT担当者が一人もいなくても、情シス代行を利用できますか?
A
IT担当者が不在の企業を支援するサービスもあります。
ただし、経営判断や社内ルールの決定まで完全に外部へ任せるのではなく、社内の窓口担当者を決めておくと意思決定がスムーズです。 同じ仕様でもベンダー窓口や問い合わせ範囲が変わると結果が変わることがあるため、アカウント管理・端末管理・セキュリティまで含めて比べると、情シス業務のうち外部へ任せる範囲と自社に残す範囲を整理しやすくなります。
Q 複数のITベンダーとのやり取りも代行してもらえますか?
A
ベンダー調整や問い合わせ窓口まで対応するサービスもあります。
契約内容やシステム構成を共有し、どのベンダーへ何を依頼するかを整理できると、社内担当者の調整負担を減らしやすくなります。 判断時はベンダー窓口だけではなく、問い合わせ範囲、アカウント管理、端末管理、セキュリティを組み合わせて見ることで、情シス業務のうち外部へ任せる範囲と自社に残す範囲を整理しやすくなります。
Q 情シスを外部委託すると、管理者権限を渡す必要がありますか?
A
業務内容によっては管理者権限が必要になる場合があります。
権限は必要最小限にし、アカウントを個別発行する、操作ログを残すなど、委託先と権限管理のルールを決めておくことが重要です。 ベンダー窓口とセキュリティが同じでも、問い合わせ範囲・アカウント管理・端末管理の条件が違えば評価は変わるため、複数条件を合わせると、情シス業務のうち外部へ任せる範囲と自社に残す範囲を整理しやすくなります。
Q 情シス業務の一部だけを代行してもらうこともできますか?
A
可能なサービスもあります。
まず問い合わせ対応やキッティング、夜間監視など負担が大きい業務から切り出し、必要に応じて委託範囲を広げる方法も検討できます。 ベンダー窓口、セキュリティ、問い合わせ範囲を分けて見ると、アカウント管理や端末管理が結果へ与える影響も切り分けやすくなり、情シス業務のうち外部へ任せる範囲と自社に残す範囲を整理しやすくなります。 対象範囲とベンダー窓口の関係も、情シス・代行を判断する際の前提に含まれ、条件が変わると評価も変わる点に注意が必要です。
※1 金融機関などで求められる、厳格なセキュリティ基準のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/02/newsrelease240220_1.html)
※2 クラウドサービス向けの国際的なセキュリティ認証のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.tsi.toppan.com/service/reason/center/index.html)