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サーバーの赤ランプが点滅する原因とは?

目次

サーバー本体やストレージ機器に赤ランプが点滅していると、ハードウェア障害や構成異常など、何らかのトラブルが発生している可能性があります。赤ランプの意味はメーカーや機種によって異なりますが、放置するとサーバーダウンやデータ消失につながるおそれがあるため、早めの確認が必要です。

とくに、土日や夜間に赤ランプの点滅に気づいた場合、社内担当者が急きょ確認・切り分け・メーカー連絡を行うことになり、運用負担が大きくなりがちです。本記事では、サーバーの赤ランプが点滅する主な原因や初動対応、休日・夜間の監視体制を見直すポイントについて解説します。

サーバーの赤ランプ点滅は異常サインの可能性がある

サーバーのランプは、電源状態やディスク状態、ネットワーク接続、温度、ファン、電源ユニットなどの状態を示すために使われます。通常時は緑や青などで点灯していることが多く、赤やオレンジの点灯・点滅は、注意や異常を知らせるサインとして設定されているケースがあります。

ただし、赤ランプが点滅しているからといって、必ずしもすぐにサーバーが停止するとは限りません。冗長構成が組まれている場合、ディスクや電源ユニットの一部に障害が発生していても、サーバー自体は稼働を続けていることがあります。しかし、赤ランプの点滅は「今は動いているが、放置すると障害が拡大する可能性がある状態」として捉えることが重要です。

サーバーの赤ランプが点滅する主な原因

赤ランプの意味は機種ごとに異なるため、正確な判断にはメーカーのマニュアルや管理画面の確認が必要です。そのうえで、一般的に赤ランプ点滅の原因として考えられるものを紹介します。

HDD・SSDなどディスク障害

サーバーの赤ランプ点滅で多い原因のひとつが、HDDやSSDなどのディスク障害です。物理ディスクに故障や読み書きエラーが発生すると、該当するディスクベイのランプが赤く点灯・点滅することがあります。

RAID構成を組んでいる場合、1本のディスクに障害が発生しても、すぐにデータが失われるとは限りません。しかし、障害が起きた状態で運用を続けると、別のディスクにも不具合が発生した際に復旧が難しくなります。ディスク障害の赤ランプは、データ保護の観点からも早急な対応が必要です。

RAID構成の異常

RAID構成に問題が発生している場合も、赤ランプが点滅することがあります。たとえば、ディスク故障によってRAIDが縮退状態になっている、リビルドに失敗している、ホットスペアが正しく認識されていないといったケースです。

RAIDは複数のディスクを組み合わせて可用性や性能を高める仕組みですが、異常状態を放置すると、次の障害発生時にサーバー停止やデータ消失につながる可能性があります。管理画面やRAIDコントローラーのログを確認し、どのディスク・どの構成に異常が出ているのかを切り分ける必要があります。

電源ユニットの異常

サーバーには、電源ユニットを複数搭載している機種があります。冗長電源構成の場合、片方の電源ユニットに障害が発生してもサーバーは稼働を続けられますが、赤ランプで異常を知らせることがあります。

電源ユニットの故障、電源ケーブルの抜け、電源供給の不安定化などが原因として考えられます。冗長構成だからといって放置すると、残りの電源ユニットに障害が起きた際にサーバー全体が停止するおそれがあります。

ファン停止や温度異常

サーバー内部の冷却ファンに不具合が発生したり、筐体内の温度が上昇したりすると、赤ランプや警告ランプで異常を知らせる場合があります。サーバーは高負荷状態が続くと発熱しやすく、冷却が不十分になると性能低下や強制停止につながる可能性があります。

ファン異常や温度異常が疑われる場合は、サーバールームやラック周辺の温度、吸排気の妨げ、ほこりの蓄積、空調の状態も確認しましょう。夏場や空調停止時、休日中の空調設定変更などによって、想定以上に温度が上昇していることもあります。

メモリ・マザーボードなどのハードウェア障害

ディスクや電源以外にも、メモリ、マザーボード、CPU、拡張カードなどの異常で赤ランプが点滅することがあります。ハードウェア障害は、サーバーの動作不安定や突然の再起動、処理遅延、起動失敗などにつながる場合があります。

このような障害は、外観だけで原因を特定するのが難しいため、管理ツールやイベントログ、ハードウェア監視ログを確認することが重要です。原因が特定できないまま再起動や部品交換を行うと、かえって状況が悪化することもあります。

赤ランプ点滅を見つけたときの初動対応

サーバーの赤ランプ点滅を確認した場合、まずは落ち着いて状況を記録し、影響範囲を把握することが大切です。いきなり電源を落としたり、該当部品を抜いたりするのではなく、手順に沿って確認しましょう。

ランプの位置と状態を記録する

まず、どの場所のランプが赤く点滅しているのかを確認します。サーバー本体のステータスランプなのか、ディスクベイなのか、電源ユニットなのかによって、想定される原因が変わります。点灯なのか点滅なのか、点滅間隔に特徴があるのかも記録しておくと、後の切り分けに役立ちます。

可能であれば、現地で写真や動画を撮影しておきましょう。メーカーや保守業者に問い合わせる際も、ランプの位置や状態を正確に伝えやすくなります。

管理画面やログを確認する

次に、サーバーの管理ツールやOSのイベントログ、RAID管理画面などを確認します。赤ランプの原因がディスク障害なのか、温度異常なのか、電源異常なのかを把握するには、ログの確認が欠かせません。

監視ツールを導入している場合は、アラートの発生時刻や内容、前後のリソース状況も確認します。CPU使用率やメモリ使用率、ディスクI/O、ネットワーク状態に異常が出ていないかを見ることで、業務影響の有無を判断しやすくなります。

業務影響の有無を確認する

赤ランプが点滅していても、システム自体は稼働している場合があります。そのため、対象サーバーで提供しているサービスが正常に利用できるか、ユーザー影響が出ていないかを確認しましょう。

業務システム、Webサイト、データベース、ファイルサーバーなど、影響範囲が広いサーバーの場合は、関係部署への連絡も必要です。赤ランプの確認と同時に、障害が業務へ波及しているかを見極めることが初動対応のポイントです。

保守契約やメーカーサポートへ連絡する

ハードウェア障害が疑われる場合は、保守契約の内容を確認し、メーカーや保守業者に連絡します。問い合わせ時には、機器の型番、シリアル番号、ランプの状態、ログの内容、発生時刻、現在の稼働状況などを整理しておくと対応がスムーズです。

保守期限が切れている場合、部品交換やオンサイト対応を受けられない可能性があります。サーバーの赤ランプ点滅をきっかけに、保守契約や予備機、バックアップ体制を見直すことも重要です。

赤ランプ点滅時に避けたい対応

赤ランプを見つけたときに、原因を確認しないまま再起動する、稼働中のディスクを抜く、アラートを止めるためだけに設定を変更する、といった対応は避けましょう。

とくに、RAID構成のサーバーでは、誤ったディスクを抜いたり、リビルド中に操作を誤ったりすると、データ消失につながるおそれがあります。また、ログを確認する前に再起動すると、障害原因の特定に必要な情報が失われる場合もあります。

自社で判断が難しい場合は、現場担当者だけで対応を進めず、保守業者や運用監視を担当する外部パートナーに相談することが大切です。

休日・夜間に赤ランプ点滅が起きた場合の課題

赤ランプ点滅への対応は、平日日中であれば社内の情報システム部門や保守担当者が確認しやすいかもしれません。しかし、土日や夜間に発生した場合は、担当者が自宅から状況確認を行ったり、現地対応のために急きょ出社したりすることがあります。

このような対応が続くと、担当者の負担が大きくなり、休日対応への不満や属人化の問題が生じやすくなります。また、担当者がすぐに気づけない場合、赤ランプの点滅が長時間放置され、障害が拡大するリスクもあります。

とくに、サーバーを自社で運用しているIT系企業では、サービス停止が顧客影響や売上損失につながることもあります。休日・夜間の異常検知と一次対応を誰が担うのかをあらかじめ決めておくことが重要です。

赤ランプ点滅を早期発見するために必要な監視体制

サーバーの赤ランプ点滅は、現地で目視しなければ気づけないとは限りません。サーバー管理ツールや監視ツールを活用すれば、ハードウェア異常やディスク障害、温度異常などをアラートとして検知できる場合があります。

ただし、アラートを受け取るだけでは十分ではありません。通知を確認する担当者、影響範囲を切り分ける担当者、メーカーや保守業者へ連絡する担当者、関係部署へ報告する担当者など、対応フローを決めておく必要があります。

また、平日日中は自社で対応できても、土日・祝日・夜間は同じ体制を維持できない企業もあります。その場合は、休日・夜間だけ監視や一次対応を外部に委託する方法も検討できます。

監視・一次対応を外部委託する選択肢

サーバーの赤ランプ点滅のような異常を早期に把握し、障害拡大を防ぐには、継続的な監視体制が必要です。しかし、自社社員だけで24時間365日の監視体制を維持するには、人員確保や当番制の負担、対応品質のばらつきといった課題があります。

そこで選択肢となるのが、MSPサービスなどを活用したサーバー監視・運用保守の外部委託です。MSPサービスでは、サーバーやネットワークの監視、障害発生時の一次対応、エスカレーション、定期報告などを専門事業者に任せられます。

すべての運用を外部化するだけでなく、土日・祝日・夜間など、自社対応が難しい時間帯に絞って監視を委託する方法もあります。休日対応の負担を減らしながら、異常の見落としを防げる点は、IT系企業にとって大きなメリットです。

まとめ
放置は厳禁!休日・夜間の突発対応という落とし穴

赤ランプ点滅は、サーバーが完全に停止する前の警告である可能性もあります。とくに休日・夜間に発生した場合、自社社員だけで対応しようとすると、監視負担や急な呼び出し対応が大きな課題になります。
赤ランプのような異常サインを見逃さず、早期に対応するためには、監視体制や一次対応フローの整備が欠かせません。自社だけで休日・夜間の体制を維持するのが難しい場合は、MSPサービスを活用し、必要な時間帯だけ監視・一次対応を外部委託することも検討してみましょう。

サーバー保守の基礎知識を他にも解説

運用体制から選べるMSPサービスを紹介する当メディア『とまRun365』では、サーバー保守の重要性などの基礎知識を紹介しています。ぜひ、併せてチェックしてください。

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※1 金融機関などで求められる、厳格なセキュリティ基準のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/02/newsrelease240220_1.html)
※2 クラウドサービス向けの国際的なセキュリティ認証のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.tsi.toppan.com/service/reason/center/index.html)