サーバーログは、障害の原因調査やセキュリティ対策に欠かせない記録です。しかし「どのログをどう見ればよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。本記事では、サーバーログの種類や見方、LinuxとWindows Serverでの確認方法について解説します。
サーバーログとは、サーバー上で発生したさまざまな事象を時系列で記録したデータのことです。いつ・誰が・どのような操作を行ったか、どんなエラーが発生したかといった情報が記録されており、障害の原因調査や不正アクセスの検知などに活用されます。
ログを正しく読み解くことで、トラブルの発生源を素早く特定でき、再発防止にもつなげられます。
OSの動作に関する記録です。起動・停止やサービスの状態、ハードウェアの異常などが記録され、サーバー全体の状態を把握する基本となるログです。
サーバー上で動作するソフトウェアの動作に関する記録です。アプリケーションのエラーや警告が記録され、不具合の原因調査に役立ちます。
「いつ・どこから・どのファイルやページにアクセスしたか」を記録したログです。Webサーバーの利用状況の把握や、不正アクセスの調査に用いられます。
ログオンの成功・失敗や権限の変更など、セキュリティに関わる事象を記録します。不正アクセスや情報漏えいの調査に不可欠なログです。
Windows Serverでは、OS内で発生した事象が「イベントログ」として記録されます。基本となるのは、アプリケーション・システム・セキュリティの3種類のログです。
スタートを右クリックして「イベントビューアー」を開き、Windowsログ内の各項目をダブルクリックすると、ログの詳細を確認できます。共有フォルダのアクセスログを取得したい場合は、監査ポリシーを有効にしたうえで対象フォルダに監査設定を行い、セキュリティログを確認します。
Linuxサーバーでは、ログは主に/var/logディレクトリに保存されます。システムログや認証ログ、アプリケーションごとのログなどがファイルとして格納されており、コマンドやログ管理ツールで内容を確認します。
ログは日々大量に出力されるため、必要なときに手作業で確認するのは容易ではありません。特に複数台のサーバーを運用している場合、ログの収集・保管・分析を一元管理する仕組みがないと、障害調査やセキュリティ対応に時間がかかってしまいます。
ログ管理システムや監視サービスを活用すれば、異常を検知した際に自動でアラートを通知でき、対応の迅速化につながります。
サーバーログは障害調査やセキュリティ対策の要ですが、種類が多く、日々の確認・分析には専門知識と手間がかかります。ログ監視や分析を専門事業者に委託できるMSPサービスを活用すれば、異常の早期検知と迅速な対応が可能になります。
当メディアでは、IT運用体制から選べるおすすめのMSPサービスを紹介しています。IT担当者や情シスの方はぜひ参考にしてください。
運用体制から選べるMSPサービスを紹介する当メディア『とまRun365』では、サーバー保守の重要性などの基礎知識を紹介しています。ぜひ、併せてチェックしてください。
※1 金融機関などで求められる、厳格なセキュリティ基準のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/02/newsrelease240220_1.html)
※2 クラウドサービス向けの国際的なセキュリティ認証のこと。参照元:TOPPANエッジITソリューション公式HP(https://www.tsi.toppan.com/service/reason/center/index.html)